警戒レベル:B
機密レベル:2
事件名: アビスビル事件
捜査担当者: SAAI大阪支局 ドリフター捜査官
発生日: 2024年9月12日
発生場所: 大阪府北部、アビスビル
事件名「アビス・ビル事件」
事件の簡単な概要:
2024年9月12日、大阪府北部に位置する高層ビル「アビスビル」で謎の失踪事件が多発しているとの通報が地元警察に寄せられた。
SAAI大阪支局がAWAKERSの関与を疑い、捜査を開始。
ビルの各階から住民やテナント従業員が次々と消え、現場には不可解な鏡の破片が散乱していた。
通常の手段では捜査が行き詰まる中、SAAIはドリフターを派遣。
事件は謎のAWAKEを持つ存在が鏡を利用して異次元へと人々を送り込んでいたことが判明した。
事件の詳細:
目撃情報と初動捜査
アビスビルにて最初に通報された失踪事件は、5階で働く事務員が忽然と姿を消したことから始まった。
警察による調査では、カメラ映像に彼女が鏡に映りながら消える瞬間が記録されており、ただし、どの防犯カメラも奇妙な光の反射で映像が歪んでいた。
SAAIは、この現象がAWAKEによるものだと判断し、直ちにドリフターが出動した。
現場調査
ドリフターが現場に到着し、最初に異常を感じ取ったのはビル全体の「歪んだ感覚」だった。
エレベーターや廊下の端々に配置された鏡がすべて異様な振動を発しており、鏡の中から視線を感じるという報告があった。
最初に消えた事務員の最後の行動を追跡したところ、彼女が最後に姿を現したのはエレベーターの前にあった大きな鏡だった。
その鏡に特殊なエネルギー反応があることを確認。
ドリフターはその場で高精度な解析を行い、鏡が異次元空間とつながっていることを突き止めた。
AWAKEによって作り出された「鏡の世界」が存在し、その中に吸い込まれた人々は次元の裂け目を通って異なる場所へと送られていた。
容疑者とAWAKEの詳細:
AWAKE: ミラージュゲート
能力:
鏡を通じて異次元空間を作り出し、そこに対象を閉じ込めることができる。鏡に映ったものを操作することも可能で、鏡の中で自身の姿を変えたり、複数の自分を作り出すことができる。
AWAKERの特徴:
容疑者は40代後半の男性で、過去に特殊な建設技術を持つ職人として名を馳せていたが、数年前から失踪。
捜査によると、彼がアビスビルの建設に関わっていたことが判明している。
ビル内部の鏡が彼のAWAKEの核となり、ビル自体を彼の能力で満たしていた。
結末:
鏡の次元突入
ドリフターは容疑者を追跡するため、「ミラージュゲート」の中へ突入。内部は歪んだ時空間で構成されており、地上と同じように見えるが、すべてが鏡のように反射していた。
スローが道を切り開き、リズムが解析を続ける中、二人は次元の中心でAWAKERと対峙。
鏡の中での戦闘は通常の物理法則が通じない異常な空間であったが、ドリフターはAWAKERを捕捉。
リズムが空間の歪みを特定し、AWAKERを現実世界へ引き戻すことに成功。
確保と結論
容疑者はSAAI本部へ移送され、徹底的な尋問が行われた結果、「ミラージュゲート」の存在とその発現の経緯が明らかになった。
事件の被害者たちは、AWAKEの影響で一時的に鏡の世界に閉じ込められていただけであり、全員無事に救出された。
今後、アビスビルの改修工事が行われ、再発防止のために鏡はすべて撤去される予定である。
総括:
本件は、AWAKEによる次元操作のリスクを再認識させた一例であり、今後も類似の事件が発生する可能性が懸念されている。
SAAIは引き続き、この種のAWAKERSに対する調査を強化し、未然に危険を防ぐための対策を進めていく予定である。
-以上、外部関係者全て記憶抹消済み-
